2009年4月26日日曜日

草ナギ事件

あまりにばかばかしくて論評する気にもならない。マスコミのやかましさは目に余る。公器を使って騒ぐほどのことはあるまい。他にもっと報道するべきことがあるだろう。タレントの不祥事のたびに声高に断罪する姿勢が不愉快だ。マスコミに絶対逆らうことのできないタレントはスケープゴートに打ってつけなのだろう。視聴率が稼げればそれで良しとする志の低さは呆れるしかない。
喜んでいるのは厚生労働省だろう。介護に疲れて自殺した元タレントのことはあまり報道されると具合悪い。制度の欠陥が広く知られてしまう。特にこの時期はまずい。3月末に厚労省の役人が目論んだ介護認定基準の見直しの改正なるものの内容をご存知だろうか?小泉改革の指針で毎年2000億円づつ予算を削減しなければならない。これまでの5年間でできることは全てやってしまった。困った役人は不思議な論理を編み出した。寝たきりの病人は動けないのだから介護の必要はない。だから介護認定は自立、つまりお金は出しません。勝手にしなさい。信じられない滅茶苦茶な内容だ。排尿・排便から床ずれ予防の寝返り、食事の介助、入浴など果てしない介護を全て家族に押し付ける。介護に疲れ自殺者まで出ているのに、更なる負担を強いる。死ねというのに等しい。
こんな認定基準の変更を年度末のどさくさに紛れてを強行しようとした。さすがに母親の介護実績を売りにする枡添大臣だ。STOPがかかった。只今、実施内容を実態に合わせて検討中。こんな切実な問題なのに新聞で詳しい内容を読んだ覚えがない。もしかして僕が見逃していたのだろうか?
草ナギ事件で騒いでいる場合ではない。机上で妙な論理をひねり出す役人に任せておいたらとんでもないことになる。油断していたら、あなたも寝たきりになるかもしれない。そのときになって慌てても遅い!今、福祉が危ない。公器はこういうところで使うべきだと思うのだが、どうだろう報道陣諸君よ。

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