6月7日は大人の遠足。明石に行って魚棚(うおんたな)をぶらついて、
もちろん玉子焼(明石焼き)を食べて、港の食堂へ。
21日のワイン会は季節に合わせてシャンパンを多い目にする予定。
参加希望の方はお早い目に連絡してください。
8日(月)から一週間は化学療法のため休みます。ただし10日(水)
はハイボール欠乏症の人の為に敦子が6時ごろから営業する予定です。
2009年5月29日金曜日
神が忘れた土地
正月のトトムンドに続いて、隣の駒芳も店を閉めた。10年前には7軒営業
していた、この棟割長屋の店舗も残り2軒になってしまった。荒廃した
街並みを見ていると、”神に忘れられた町”という英語の慣用句が浮か
んでくる。
地上げの首謀者は、噂では原発立地の利権を求めて山口あたりに飛んで
いるという。理念も哲学もなく、ただ銭を求める者にふさわしい姿では
ないか。哲学で飯が食えるか。金に変わりはないと嘯く声が聞こえてき
そうだ。囲い込み運動の時代でもあるまいに、こんな古典的自由主義が
許されていいのだろうか。
小さな政府、規制緩和、グローバリズムといった新保守主義がリーマン
・ショックを契機に馬脚を露にしたのは歴史の皮肉だ。金融自由主義が
世界経済の危機を呼んだ今、オバマ大統領が目指すリベラリズムもまた
真価を問われている。民主的な修正資本主義が世界恐慌的な危機に有効
な経済政策を打ち出すことができるのか?
鳩山民主党首の語る”友愛社会”が公正を求める真のリベラリズムだと
するなら、オバマと同じ課題を担っている。具体的な政策をもっとわか
り易くわれわれに提示しなければならない。そうでなければ、政権交代
にどんな意味があるだろう。
していた、この棟割長屋の店舗も残り2軒になってしまった。荒廃した
街並みを見ていると、”神に忘れられた町”という英語の慣用句が浮か
んでくる。
地上げの首謀者は、噂では原発立地の利権を求めて山口あたりに飛んで
いるという。理念も哲学もなく、ただ銭を求める者にふさわしい姿では
ないか。哲学で飯が食えるか。金に変わりはないと嘯く声が聞こえてき
そうだ。囲い込み運動の時代でもあるまいに、こんな古典的自由主義が
許されていいのだろうか。
小さな政府、規制緩和、グローバリズムといった新保守主義がリーマン
・ショックを契機に馬脚を露にしたのは歴史の皮肉だ。金融自由主義が
世界経済の危機を呼んだ今、オバマ大統領が目指すリベラリズムもまた
真価を問われている。民主的な修正資本主義が世界恐慌的な危機に有効
な経済政策を打ち出すことができるのか?
鳩山民主党首の語る”友愛社会”が公正を求める真のリベラリズムだと
するなら、オバマと同じ課題を担っている。具体的な政策をもっとわか
り易くわれわれに提示しなければならない。そうでなければ、政権交代
にどんな意味があるだろう。
2009年5月28日木曜日
核実験
邦画2本立てが当たり前だった時代、内外のニュースを伝える短いコンテ
ンツがあった。今でも歴史を回顧するテレビ番組の中に組み込まれた映
像にふれることがある。戦時中の戦意昂揚に利用されたりもしたが、貴
重な映像資料であることはまちがいない。
ぼくの記憶にも、チベット動乱、中印紛争、60年安保闘争、勤評などの
映像として残る多くのものが映画館で見たものだ。
今朝、朝刊でフランスが核実験保障へのヘッドラインを見たときに蘇っ
たのも映画館でみた映像だった。仏領ポリネシアでの水爆実験の不気味
なきのこ雲。これまで核実験の被害の存在自体を否定してきた仏政府の
方針変換は評価すべきだろう。だが、一説では兵士の被爆者だけでも、
15万人とされる。これからの多事多難が予想される。
北朝鮮の再度の核実験で、日本核武装論者の声が大きくなるだろう。だ
が使用できない核を持ってどうなるのか。まして実験しなければ核兵器
の有効性を検証できないのだ。北朝鮮に対して日本が核を持つ意味がど
こにあるというのだ。駄々っ子はほっておくに限る。相手にならなけれ
ば、やがて静かになる。例え国家崩壊で難民が溢れたとしても、その対
策に費用負担したほうが、不要な核兵器開発に金を掛けて国際的に信用
を失墜したり、実験で多くの被爆被害を出したりするよりずっと益しだ
と思うのだが。メンツや感情論に組してはなるまい。
ンツがあった。今でも歴史を回顧するテレビ番組の中に組み込まれた映
像にふれることがある。戦時中の戦意昂揚に利用されたりもしたが、貴
重な映像資料であることはまちがいない。
ぼくの記憶にも、チベット動乱、中印紛争、60年安保闘争、勤評などの
映像として残る多くのものが映画館で見たものだ。
今朝、朝刊でフランスが核実験保障へのヘッドラインを見たときに蘇っ
たのも映画館でみた映像だった。仏領ポリネシアでの水爆実験の不気味
なきのこ雲。これまで核実験の被害の存在自体を否定してきた仏政府の
方針変換は評価すべきだろう。だが、一説では兵士の被爆者だけでも、
15万人とされる。これからの多事多難が予想される。
北朝鮮の再度の核実験で、日本核武装論者の声が大きくなるだろう。だ
が使用できない核を持ってどうなるのか。まして実験しなければ核兵器
の有効性を検証できないのだ。北朝鮮に対して日本が核を持つ意味がど
こにあるというのだ。駄々っ子はほっておくに限る。相手にならなけれ
ば、やがて静かになる。例え国家崩壊で難民が溢れたとしても、その対
策に費用負担したほうが、不要な核兵器開発に金を掛けて国際的に信用
を失墜したり、実験で多くの被爆被害を出したりするよりずっと益しだ
と思うのだが。メンツや感情論に組してはなるまい。
2009年5月27日水曜日
新規開拓
新司法試験に変わって合格者が増えてきていることはご存知だろう。裁判
官・検察官の不足も指摘されている。折角、苦労して取った資格だ。国家
公務員の給料ではもったいないという風潮なのだろう。
従来は検事を辞めても弁護士、いわゆるヤメ検になれば、そこそこ稼げた。
あくせく天下り先の確保に走る必要はなっかった。
ところが様変わり。弁護士も仕事の取り合い。安くて不人気だった国選弁
護にも希望者が殺到する事態だ。天下り先を探そうにもめぼしい相手は既
に他省庁がガッチリ押さえている。臭いものに蓋をしたい企業相手には既
に長年の実績ある警察が就いている。
さてどうするか?ここからはあくまで想像ですよ。
新規開拓には競争相手のいないところが手っ取り早い。今まで事件にしな
かった事案を掘り起こす。マスコミを味方にしながらグレーゾーンに敢え
て踏み込んでいく。例えば全裸で酔っ払って奇声をはり上げているタレン
トがいたら逮捕し家宅捜査する。障害者割引を悪用していれば逮捕して、
証拠の中からターゲットを見つけ出す。見込み捜査の連続でも、この国に
検察をチェックするシステムは存在しない。もう想像を逞しくするのは止
めよう。背筋が寒くなってくる。
官・検察官の不足も指摘されている。折角、苦労して取った資格だ。国家
公務員の給料ではもったいないという風潮なのだろう。
従来は検事を辞めても弁護士、いわゆるヤメ検になれば、そこそこ稼げた。
あくせく天下り先の確保に走る必要はなっかった。
ところが様変わり。弁護士も仕事の取り合い。安くて不人気だった国選弁
護にも希望者が殺到する事態だ。天下り先を探そうにもめぼしい相手は既
に他省庁がガッチリ押さえている。臭いものに蓋をしたい企業相手には既
に長年の実績ある警察が就いている。
さてどうするか?ここからはあくまで想像ですよ。
新規開拓には競争相手のいないところが手っ取り早い。今まで事件にしな
かった事案を掘り起こす。マスコミを味方にしながらグレーゾーンに敢え
て踏み込んでいく。例えば全裸で酔っ払って奇声をはり上げているタレン
トがいたら逮捕し家宅捜査する。障害者割引を悪用していれば逮捕して、
証拠の中からターゲットを見つけ出す。見込み捜査の連続でも、この国に
検察をチェックするシステムは存在しない。もう想像を逞しくするのは止
めよう。背筋が寒くなってくる。
2009年5月26日火曜日
昭和のカレー
おふくろは飲食店経営の経験から、なんでも大量に調理した。味噌汁も
おかずも。カレーも例外ではなく、食べざかりの男兄弟がいくら食べて
も無くなることはない。翌朝はトーストのおかずになる。休みの日など
はお昼にカレーうどん。汁だけの素うどんの上にカレーをかけるだけ。
じゃがいも、たまねぎ、にんじん、薄い牛肉のしゃぶしゃぶの昭和の味
は万能だった。焼き飯に掛けて良し、冷麦に良し。
万能でやっかいなのは景気対策の錦の御旗だ。国会審議中の補正予算は
麻生総理の下、何度目の予算審議なのかが判らなくなってなってきた。
はなから有効な対策のないまま、次から次へ対策立案を迫られる役人ど
もは行革で葬り去られた補助金案を美名に隠れて復活させている。天下
り先への大盤振る舞い。この国の役人どもは私腹を肥やすことしか考え
ていない。総選挙は間近だ。役人天国をぶっつぶす政党を勝たせなけれ
ばならない。
おかずも。カレーも例外ではなく、食べざかりの男兄弟がいくら食べて
も無くなることはない。翌朝はトーストのおかずになる。休みの日など
はお昼にカレーうどん。汁だけの素うどんの上にカレーをかけるだけ。
じゃがいも、たまねぎ、にんじん、薄い牛肉のしゃぶしゃぶの昭和の味
は万能だった。焼き飯に掛けて良し、冷麦に良し。
万能でやっかいなのは景気対策の錦の御旗だ。国会審議中の補正予算は
麻生総理の下、何度目の予算審議なのかが判らなくなってなってきた。
はなから有効な対策のないまま、次から次へ対策立案を迫られる役人ど
もは行革で葬り去られた補助金案を美名に隠れて復活させている。天下
り先への大盤振る舞い。この国の役人どもは私腹を肥やすことしか考え
ていない。総選挙は間近だ。役人天国をぶっつぶす政党を勝たせなけれ
ばならない。
2009年5月25日月曜日
遠吠え
敗戦の嫌な気分のまま千・中のがんこで苦い酒を飲んでいた。気分を逆な
でする声が聞こえてきた。あいつらだ。鹿島のトレーナーにレプリカのユ
ニフォームに身を包んだ老夫婦。よりによってガンバの膝元の千・中で、
事もあろうに、勝ち誇って王者鹿島云々とほざいている。傲岸不遜な態度
にキレました。
血の雨、降らすぞ!
冗談はさて置き、もし連れがいなければこうタンカを切っていただろう。
たかがJでふざけるな!こっちはアジア王者!しかもクラブW杯3位。頭が
高い!悔しかったら2位になってからきてみやがれ。無理やろな。さっさ
としっぽを丸めて草深い千葉の田舎に帰らんかい!
その前に、ガンバがきっと鹿島のACL優勝を阻止してやる。まぁ決勝に残
って来れるかわからんけど。頼むで西野。後は任せた。この屈辱を晴らし
てくれ。
でする声が聞こえてきた。あいつらだ。鹿島のトレーナーにレプリカのユ
ニフォームに身を包んだ老夫婦。よりによってガンバの膝元の千・中で、
事もあろうに、勝ち誇って王者鹿島云々とほざいている。傲岸不遜な態度
にキレました。
血の雨、降らすぞ!
冗談はさて置き、もし連れがいなければこうタンカを切っていただろう。
たかがJでふざけるな!こっちはアジア王者!しかもクラブW杯3位。頭が
高い!悔しかったら2位になってからきてみやがれ。無理やろな。さっさ
としっぽを丸めて草深い千葉の田舎に帰らんかい!
その前に、ガンバがきっと鹿島のACL優勝を阻止してやる。まぁ決勝に残
って来れるかわからんけど。頼むで西野。後は任せた。この屈辱を晴らし
てくれ。
2009年5月23日土曜日
ま・く・ら続き
”口上”はまくらではなく、弟子燕路の真打披露の口上。弟子を育てる難
しさだけでなく、教えることによって自身が成長していく小三治の人とな
りに感動した。いい奴だなと思う。その点、おれは駄目だな。
ワイン会をはじめて15年になるが教える能力がないのだろう。確かに
参加者の舌は肥えた。美味い・不味い。よし・あしの区別はそれぞれ持っ
てきた。だけど自分の中に、それぞれの”ものさし”はできただろうか?
最初のころ、各自に飲んだワインを採点してもらった時期がある。5点満
点でというと、10点満点にしてくれとの声があり認めた。しばらくする
と小数点も認めろという。そんなに詳しくすることもあるまい。第一、初
心者にそんな区別はつくはずがなく、理由が判然としない。が一女性がし
つこく主張するので譲った。
結論からいえば、小数点は採点を厳密化する手段ではなく、逆に曖昧化が
目的だった。婉曲話法というのだろう。4点と貶してない、だから4、9
みたいなもの。
5点なら5の要素、10点なら10の要素をワインの中に想定して、その
有無を採点するのが当然だと考えていたおれが馬鹿だった。日本人はび・
み・よ・うが好きなのだ。
フランスワインを味わう喜びは、微妙な味差を識別することにあるのだが、
感じ取れない人に伝えるのははなはだ困難だ。
しさだけでなく、教えることによって自身が成長していく小三治の人とな
りに感動した。いい奴だなと思う。その点、おれは駄目だな。
ワイン会をはじめて15年になるが教える能力がないのだろう。確かに
参加者の舌は肥えた。美味い・不味い。よし・あしの区別はそれぞれ持っ
てきた。だけど自分の中に、それぞれの”ものさし”はできただろうか?
最初のころ、各自に飲んだワインを採点してもらった時期がある。5点満
点でというと、10点満点にしてくれとの声があり認めた。しばらくする
と小数点も認めろという。そんなに詳しくすることもあるまい。第一、初
心者にそんな区別はつくはずがなく、理由が判然としない。が一女性がし
つこく主張するので譲った。
結論からいえば、小数点は採点を厳密化する手段ではなく、逆に曖昧化が
目的だった。婉曲話法というのだろう。4点と貶してない、だから4、9
みたいなもの。
5点なら5の要素、10点なら10の要素をワインの中に想定して、その
有無を採点するのが当然だと考えていたおれが馬鹿だった。日本人はび・
み・よ・うが好きなのだ。
フランスワインを味わう喜びは、微妙な味差を識別することにあるのだが、
感じ取れない人に伝えるのははなはだ困難だ。
2009年5月22日金曜日
ま・く・ら
柳家小三治の ま・く・ら 講談社文庫刊。落語のまくらを集めた一風
変わった本だ。すこぶるおもしろい。本人もあとがきで、どうせオレの
落語おもしろくねぇんだろうと照れ隠しに毒ついているがなまじの落語
本を凌駕する。10年で第33刷だから隠れたベストセラーだ。
古典落語の時代は遥か昔、いまや時代劇の舞台だ。ちょこっと小噺やっ
てさっと本題に入るなんて粋は、小さんの時代には許されても小三治に
は通用しない。そこにまくらに凝る小三治の苦労がある。例えば廓話。
若い頃に遊郭に上がったなんて男は、もうたいがいはあの世。廓話をし
たければ、まだるっこしいが”フランク永井のゴルフ”のような一話完
結的なまくらを用意する。いや古典をするのは大変だ。
ところで小沢秘書逮捕のとき新聞報道は、これはまくらだ。本丸は豪腕
小沢の東北利権と騒いで、小沢逮捕までいかなければ検察の失敗だとま
で解説していた。この落とし前はどうつけるのか?検察・報道双方は説
明責任を果たしていない。小沢辞任でほっとしてるのか!
変わった本だ。すこぶるおもしろい。本人もあとがきで、どうせオレの
落語おもしろくねぇんだろうと照れ隠しに毒ついているがなまじの落語
本を凌駕する。10年で第33刷だから隠れたベストセラーだ。
古典落語の時代は遥か昔、いまや時代劇の舞台だ。ちょこっと小噺やっ
てさっと本題に入るなんて粋は、小さんの時代には許されても小三治に
は通用しない。そこにまくらに凝る小三治の苦労がある。例えば廓話。
若い頃に遊郭に上がったなんて男は、もうたいがいはあの世。廓話をし
たければ、まだるっこしいが”フランク永井のゴルフ”のような一話完
結的なまくらを用意する。いや古典をするのは大変だ。
ところで小沢秘書逮捕のとき新聞報道は、これはまくらだ。本丸は豪腕
小沢の東北利権と騒いで、小沢逮捕までいかなければ検察の失敗だとま
で解説していた。この落とし前はどうつけるのか?検察・報道双方は説
明責任を果たしていない。小沢辞任でほっとしてるのか!
2009年5月19日火曜日
映画館
リー・チャイルド著 ”前夜” 講談社文庫より抜粋
海兵隊将校の夫に死別して4年、パリのアパルトマンに一人住むフランス
人の母を主人公と兄が医者の知らせで見舞いに訪れる。末期癌で死期を悟
っている母。
おれたちに会えなくなって寂しくない?と問う兄に母は”質問がまちがっ
ているわよ。わたしはいずれ死ぬ。寂しくなるのはあなたたちなのよ。わ
たしは夫に死なれて寂しい。(中略)それが人生よ。死んだ人を偲んで寂
しいと思うのが”
”ほんとうは違うことを聞きたかったのでしょう?息子たちのことをもう
気に掛けないのかって”
”とっても気になる。、、、映画の途中で映画館から出て行くようなもの
なのよ。、、、あなたたちがどうなるのか、絶対にわからない。、、、そ
れがつらいわ、、、遅かれはやかれ映画館から出ていかなければならない
””あなたたちにはもうわたしは必要じゃないのよ。すっかり大人になっ
たのだもの。わたしの仕事は終わったわ。それが自然なことだし、いいこ
となのよ。それが人生。だからわたしをいかせて。”
2月にいった兄。いまも闘病する弟。そして自身。遠くない未来、映画館
を出ていかなければならない。だが出ていくのがショッピングセンターの
シネコンでは寂しい。今は姿を消した華やかな劇場のファザードから立ち
去りたいものだ。
海兵隊将校の夫に死別して4年、パリのアパルトマンに一人住むフランス
人の母を主人公と兄が医者の知らせで見舞いに訪れる。末期癌で死期を悟
っている母。
おれたちに会えなくなって寂しくない?と問う兄に母は”質問がまちがっ
ているわよ。わたしはいずれ死ぬ。寂しくなるのはあなたたちなのよ。わ
たしは夫に死なれて寂しい。(中略)それが人生よ。死んだ人を偲んで寂
しいと思うのが”
”ほんとうは違うことを聞きたかったのでしょう?息子たちのことをもう
気に掛けないのかって”
”とっても気になる。、、、映画の途中で映画館から出て行くようなもの
なのよ。、、、あなたたちがどうなるのか、絶対にわからない。、、、そ
れがつらいわ、、、遅かれはやかれ映画館から出ていかなければならない
””あなたたちにはもうわたしは必要じゃないのよ。すっかり大人になっ
たのだもの。わたしの仕事は終わったわ。それが自然なことだし、いいこ
となのよ。それが人生。だからわたしをいかせて。”
2月にいった兄。いまも闘病する弟。そして自身。遠くない未来、映画館
を出ていかなければならない。だが出ていくのがショッピングセンターの
シネコンでは寂しい。今は姿を消した華やかな劇場のファザードから立ち
去りたいものだ。
2009年5月18日月曜日
P3C
P3Cがソマリアに派遣される。
広範な海域をカバーする哨戒機の派遣は海賊対策として効果的なのかも
しれない。いつになく政府の決定は迅速であった。
海運業界が保護の必要性を訴えてから護衛艦派遣を決定するまでの時間
を考えればその差は明白だ。誰が哨戒機の派遣を要請したのだろうか?
護衛艦の派遣を政府が決断した背景にアメリカの意向と中国の艦艇派遣
があったことは新聞報道に明らかだ。中国が出すのになぜ日本がと云う
面子が政府を動かしたと指摘されている。
情けない。国民の安全と財産を守るのが国の役割ではないのか。中国が
もし艦艇の派遣をしなければ日本政府はなにもしなかったのか?未だに
NATO軍のお情けにすがって身の安全を図っていたのだろうか?
打って変わってP3C。ハイテク哨戒機派遣は海賊対策だけだとは考え難
い。海賊船がいかに高速であったとしてもヘリで十分ではないか?海上
保安庁のヘリ空母ではなく海自艦派遣とセットで考える必要がある。
広範な海域をカバーする哨戒機の派遣は海賊対策として効果的なのかも
しれない。いつになく政府の決定は迅速であった。
海運業界が保護の必要性を訴えてから護衛艦派遣を決定するまでの時間
を考えればその差は明白だ。誰が哨戒機の派遣を要請したのだろうか?
護衛艦の派遣を政府が決断した背景にアメリカの意向と中国の艦艇派遣
があったことは新聞報道に明らかだ。中国が出すのになぜ日本がと云う
面子が政府を動かしたと指摘されている。
情けない。国民の安全と財産を守るのが国の役割ではないのか。中国が
もし艦艇の派遣をしなければ日本政府はなにもしなかったのか?未だに
NATO軍のお情けにすがって身の安全を図っていたのだろうか?
打って変わってP3C。ハイテク哨戒機派遣は海賊対策だけだとは考え難
い。海賊船がいかに高速であったとしてもヘリで十分ではないか?海上
保安庁のヘリ空母ではなく海自艦派遣とセットで考える必要がある。
2009年5月14日木曜日
潮干狩り
今日は風が爽やかな五月晴れ。戸外が気持ちいい。こんな日に潮干狩りに
いけたら心がどんなにか晴れるだろう。潮干狩りで思い出すのは小さい頃
、平底の舟で浦安の干潟に行ったときのこと。八手で砂を掘るといくらで
も浅蜊や蛤がとれたものだ。今はディズニィランドの辺りだったろうか。
東京湾にはまだ干潟が僅かながら残っているらしいが、大阪湾には残って
いるのだろうか?
干潟だけではない。浅蜊がめっきり少なくなっているらしい。温暖化の影
響が指摘されている。でも喧伝される温暖化対策はどれも嘘くさい。
排出量取引、エコカー、エコ家電。つまるところ危機を隠れ蓑にした金儲
けだ。政府といえばガソリン税の削減は省エネの世界の趨勢にあわないと
拒絶したのも忘れたかのように高速代1000円で遠出を煽っている。
日本と同じく化石燃料を持たないポルトガルは波力発電などの代替エネル
ギーで電力の40%をまかなっている。更に10年に45%まで比率をあ
げる計画だ。この本気度を見習う気は、はずかしげもなく省エネ大国など
と壮語する日本にはないのだろう。
いけたら心がどんなにか晴れるだろう。潮干狩りで思い出すのは小さい頃
、平底の舟で浦安の干潟に行ったときのこと。八手で砂を掘るといくらで
も浅蜊や蛤がとれたものだ。今はディズニィランドの辺りだったろうか。
東京湾にはまだ干潟が僅かながら残っているらしいが、大阪湾には残って
いるのだろうか?
干潟だけではない。浅蜊がめっきり少なくなっているらしい。温暖化の影
響が指摘されている。でも喧伝される温暖化対策はどれも嘘くさい。
排出量取引、エコカー、エコ家電。つまるところ危機を隠れ蓑にした金儲
けだ。政府といえばガソリン税の削減は省エネの世界の趨勢にあわないと
拒絶したのも忘れたかのように高速代1000円で遠出を煽っている。
日本と同じく化石燃料を持たないポルトガルは波力発電などの代替エネル
ギーで電力の40%をまかなっている。更に10年に45%まで比率をあ
げる計画だ。この本気度を見習う気は、はずかしげもなく省エネ大国など
と壮語する日本にはないのだろう。
2009年5月12日火曜日
親の顔
連休中のこと。夫婦と小学3・4年生の男の子の3人に続いて自宅マンシ
ョンに入ろうとしたら、男の子が後ろもみずにガラス戸を勢いよく閉めた
。顔をぶつけそうになった僕は”危ない!”と声をあげた。
なんやおっさん、なんかうちの子に文句あるんか!と30代の父親がくっ
てかかってきた。
世も末ですね。普通なら謝るべきなのに逆ギレする。こんな親に育てられ
たら躾もなにもない。他人を気遣うことを知らない、自己本位の人間が出
来上がるだろう。この親は大人になった息子とどんな関係になっているの
か、あまり楽しい想像はできない。自業自得。
子供の頃、いたずらすると近所のおばちゃんに叱られたものだ。子供を叱
るのは大人の務めだった。叱られながら子供は、して良いこと、悪いこと
を自然と身につけていった。そんなコミュニティが日本から消えてしまっ
た。躾を学校の教師に求める親が増えたという。
昔は行儀の悪い子を見ると”親の顔がみたい”といったものだ。つまり、
躾は親の責任だという共通認識があった。
だが、こんな逆ギレする親の顔をみてもうんざりするだけだ。親の、その
また親の顔がみたい!
ョンに入ろうとしたら、男の子が後ろもみずにガラス戸を勢いよく閉めた
。顔をぶつけそうになった僕は”危ない!”と声をあげた。
なんやおっさん、なんかうちの子に文句あるんか!と30代の父親がくっ
てかかってきた。
世も末ですね。普通なら謝るべきなのに逆ギレする。こんな親に育てられ
たら躾もなにもない。他人を気遣うことを知らない、自己本位の人間が出
来上がるだろう。この親は大人になった息子とどんな関係になっているの
か、あまり楽しい想像はできない。自業自得。
子供の頃、いたずらすると近所のおばちゃんに叱られたものだ。子供を叱
るのは大人の務めだった。叱られながら子供は、して良いこと、悪いこと
を自然と身につけていった。そんなコミュニティが日本から消えてしまっ
た。躾を学校の教師に求める親が増えたという。
昔は行儀の悪い子を見ると”親の顔がみたい”といったものだ。つまり、
躾は親の責任だという共通認識があった。
だが、こんな逆ギレする親の顔をみてもうんざりするだけだ。親の、その
また親の顔がみたい!
2009年5月11日月曜日
第11節
昨日は万博で柏戦。4月に観戦した広島戦のときには、先を危ぶまれた連
携の不備は解消された。パスの意図を理解した動き出しから着実に加点し
て4-0の圧勝。だが安心するには早い。柏の動きが悪すぎた。相当割り
引いて考えなければいけない。柏の監督は選手の動きに不満をぶつけて、
5秒で会見を切り上げたらしい。だが選手のせいなのだろうか?
佐々木のパスから、レアンドロ、チョがDF裏に抜け出して鮮やかに2点を
奪った時から柏の脚が止まった。フランサを除く9人が自陣にへばりつく
有様。これでは反撃もない。
この日の暑さは厳しかった。ピッチ上は30度を超えていただろう。ガン
バの選手は開始早々からこまめに給水する姿が目立った。柏の選手はペッ
トボトルに駆けよるのも忘れている。
本来ならACLを挟んだ連戦のガンバがへばるはずだが運動量の落ちたのは
柏の選手たち。この時点で勝負は決まった。ガンバはアウェーのインドネ
シアで暑さへの順化を済ませ、対策も浸透していた。
元旦の天皇杯決勝の激闘が嘘のような大差の勝利は暑さ対策の勝利だろう。
選手の戦闘意欲のなさに敗因を求めているようでは監督交代も遠くないの
だろう。
携の不備は解消された。パスの意図を理解した動き出しから着実に加点し
て4-0の圧勝。だが安心するには早い。柏の動きが悪すぎた。相当割り
引いて考えなければいけない。柏の監督は選手の動きに不満をぶつけて、
5秒で会見を切り上げたらしい。だが選手のせいなのだろうか?
佐々木のパスから、レアンドロ、チョがDF裏に抜け出して鮮やかに2点を
奪った時から柏の脚が止まった。フランサを除く9人が自陣にへばりつく
有様。これでは反撃もない。
この日の暑さは厳しかった。ピッチ上は30度を超えていただろう。ガン
バの選手は開始早々からこまめに給水する姿が目立った。柏の選手はペッ
トボトルに駆けよるのも忘れている。
本来ならACLを挟んだ連戦のガンバがへばるはずだが運動量の落ちたのは
柏の選手たち。この時点で勝負は決まった。ガンバはアウェーのインドネ
シアで暑さへの順化を済ませ、対策も浸透していた。
元旦の天皇杯決勝の激闘が嘘のような大差の勝利は暑さ対策の勝利だろう。
選手の戦闘意欲のなさに敗因を求めているようでは監督交代も遠くないの
だろう。
2009年5月8日金曜日
ACL次戦
ACL予選1位突破を決めて次の消化試合が楽しみになった。幸いなことに
遠藤も出場停止だ。既に大塚・宇佐美の両ルーキーの出場は決まってい
る。西野監督にはこの際、今期出場機会にめぐまれない倉田秋も試して
欲しい。ボランチながら、チャンスになると果敢に攻撃参加する彼のス
タイルが気に入っている。寺田と共に次代のガンバを背負う逸材だ。
昨年も遠藤が離脱した間は攻撃のリズムを作れず苦戦していた。結果と
してJで8位という屈辱。天皇杯優勝で出場権は得たものの、多数の負傷
者を出した代償は大きかった。現在のJ4位の成績もその影響だ。
1試合だけで遠藤の代役が見つかる訳はない。だが倉田や寺田には貴重
な経験になる。
W杯予選の中断もある。負傷者続出のキャンプで積み残した課題の克服
=連携の習熟と若手の底上げを図る絶好の機会だ。西野には自明のこと
だろうが、次戦でその可能性を見せて欲しいものだ。
遠藤も出場停止だ。既に大塚・宇佐美の両ルーキーの出場は決まってい
る。西野監督にはこの際、今期出場機会にめぐまれない倉田秋も試して
欲しい。ボランチながら、チャンスになると果敢に攻撃参加する彼のス
タイルが気に入っている。寺田と共に次代のガンバを背負う逸材だ。
昨年も遠藤が離脱した間は攻撃のリズムを作れず苦戦していた。結果と
してJで8位という屈辱。天皇杯優勝で出場権は得たものの、多数の負傷
者を出した代償は大きかった。現在のJ4位の成績もその影響だ。
1試合だけで遠藤の代役が見つかる訳はない。だが倉田や寺田には貴重
な経験になる。
W杯予選の中断もある。負傷者続出のキャンプで積み残した課題の克服
=連携の習熟と若手の底上げを図る絶好の機会だ。西野には自明のこと
だろうが、次戦でその可能性を見せて欲しいものだ。
2009年5月7日木曜日
伊丹
小さんの長者番付を聴いていると伊丹が出てくる。有名な清酒発祥の裏話。
落語では使い込みをしてくびになった番頭が逆恨みして火鉢を醸造樽に投
げ込んだことになっている。小学校の教科書では、番頭に叱られた丁稚の
仕業だったのだが。どちらにしろ鴻池が清酒で財を成し、江戸期に三井と
並ぶ財閥に成長したことは江戸にも知られた話だったのだ。
伊丹に移って10年。行基の貯水池事業や信長の逆鱗に触れて滅ぼされた
有岡城など、伊丹は古くから開け歴史にしばしば登場するのだが現在は町
としての魅力に欠けているように思える。
行政もそれなりの手は打っているのだ。歴史的景観を守ろうとしたり、箱
物建築に予算をつけ資料館やホールを作ってきた。花火大会は定着してき
て年々観客も増えている。大型商業施設も成功しているようだ。
だが阪急駅近くの商店街は年々衰退の一途だ。美味しい鳥肉屋や漬物屋
が店を閉め、残っているのはスーパーばかり。全国の至る所にあるシャ
ッター通の完成だ。震災後にできた阪急駅ビルからもテナントがどんど
ん逃げだしてしまった。
原因はなんだろう。東西線完成以来ダイヤ改正が進み、大阪に通勤・通
学する人の多くがJRに移ってしまった。ではJR周辺に店を出せばいい。
だが周辺にスペースがない。大型スーパーやマンション、コンビニに大
半が占められた清潔な空間がそこにあるだけ。市のグランドデザインの
失敗だ。
街にはある種猥雑な異空間が必要だ。路地や横丁の赤提灯に憩いを求め
るのが人の心というものだ。行政的な発想では街の魅力は生み出せない
のだろう。
落語では使い込みをしてくびになった番頭が逆恨みして火鉢を醸造樽に投
げ込んだことになっている。小学校の教科書では、番頭に叱られた丁稚の
仕業だったのだが。どちらにしろ鴻池が清酒で財を成し、江戸期に三井と
並ぶ財閥に成長したことは江戸にも知られた話だったのだ。
伊丹に移って10年。行基の貯水池事業や信長の逆鱗に触れて滅ぼされた
有岡城など、伊丹は古くから開け歴史にしばしば登場するのだが現在は町
としての魅力に欠けているように思える。
行政もそれなりの手は打っているのだ。歴史的景観を守ろうとしたり、箱
物建築に予算をつけ資料館やホールを作ってきた。花火大会は定着してき
て年々観客も増えている。大型商業施設も成功しているようだ。
だが阪急駅近くの商店街は年々衰退の一途だ。美味しい鳥肉屋や漬物屋
が店を閉め、残っているのはスーパーばかり。全国の至る所にあるシャ
ッター通の完成だ。震災後にできた阪急駅ビルからもテナントがどんど
ん逃げだしてしまった。
原因はなんだろう。東西線完成以来ダイヤ改正が進み、大阪に通勤・通
学する人の多くがJRに移ってしまった。ではJR周辺に店を出せばいい。
だが周辺にスペースがない。大型スーパーやマンション、コンビニに大
半が占められた清潔な空間がそこにあるだけ。市のグランドデザインの
失敗だ。
街にはある種猥雑な異空間が必要だ。路地や横丁の赤提灯に憩いを求め
るのが人の心というものだ。行政的な発想では街の魅力は生み出せない
のだろう。
2009年5月5日火曜日
高野山
子供の頃にGWに遠出した覚えがない。例外は中学2年のとき、母と弟と3人で高野山に一泊で出かけた
ことぐらいだ。一人娘で家を継がなかった母親が両親の供養に参詣したのだ。中学生には高野山は面白
くないところだ。寺ばかりで遊ぶ場所もない。精進料理もまだ口に合わない年ごろ。
唯一興味をひかれたのは奥の院で見つけた親鸞の墓。
真宗の開祖とされる親鸞の墓がなぜ真言宗の総本山にあるのか?宗教について考え始めていた僕には大
きな謎だった。
現在は上越市の浄興寺にある御本願が墓とされています。奥の院の墓はあくまで供養塔だと主張されて
いるようです。
親鸞自身は死んだ後は加茂川に流されて魚の餌になることを望んでいた。生涯、法然の弟子を標榜し、
寺を建てることも、まして教団をつくることも望まなっかった親鸞が、もし後世の姿を知ったならどん
な苦言を呈したのだろうか?
ことぐらいだ。一人娘で家を継がなかった母親が両親の供養に参詣したのだ。中学生には高野山は面白
くないところだ。寺ばかりで遊ぶ場所もない。精進料理もまだ口に合わない年ごろ。
唯一興味をひかれたのは奥の院で見つけた親鸞の墓。
真宗の開祖とされる親鸞の墓がなぜ真言宗の総本山にあるのか?宗教について考え始めていた僕には大
きな謎だった。
現在は上越市の浄興寺にある御本願が墓とされています。奥の院の墓はあくまで供養塔だと主張されて
いるようです。
親鸞自身は死んだ後は加茂川に流されて魚の餌になることを望んでいた。生涯、法然の弟子を標榜し、
寺を建てることも、まして教団をつくることも望まなっかった親鸞が、もし後世の姿を知ったならどん
な苦言を呈したのだろうか?
2009年5月3日日曜日
情報誌
雑誌の取材を数多く受けてきた。
以前はライターとカメラマン・助手という3人のチームっでやってくるのが普通だった。撮影にはけっこう時間がかかる。その間に取材を受ける。時間があるのでけっこう話し込んだりしたものだ。慣れてくるとライターの質問の方向性で記事の良しあしが予想できたりする。
近頃は様変わり。ライターが一人で来て、手持ちの写真を流用。あるいはライターがデジカメで撮影までしていく。きわめつけは電話で以前掲載した内容を確認するだけで掲載許可を求めてくる。掲載されても害はないから当方は拒否までしないが、そんな手抜きは雑誌を買う読者をないがしろにしている。廃刊もむべなるかな。
インターネットで簡単に大量の情報が手に入る。だからこそ必要なのは取捨選択の目安だろう。写真などいらない。ここに載っていたら、価格も味も安心だと云う信頼できるメディアが欲しい。
昔、些か縁のあった”神戸イエローページ”のように数行のコメントと予算・電話番号だけで足を使った取材で作られた年刊の小冊子。だれか企画してくれないか。ミシェランに載るような高級店には行けない私の切なる願いだ。
以前はライターとカメラマン・助手という3人のチームっでやってくるのが普通だった。撮影にはけっこう時間がかかる。その間に取材を受ける。時間があるのでけっこう話し込んだりしたものだ。慣れてくるとライターの質問の方向性で記事の良しあしが予想できたりする。
近頃は様変わり。ライターが一人で来て、手持ちの写真を流用。あるいはライターがデジカメで撮影までしていく。きわめつけは電話で以前掲載した内容を確認するだけで掲載許可を求めてくる。掲載されても害はないから当方は拒否までしないが、そんな手抜きは雑誌を買う読者をないがしろにしている。廃刊もむべなるかな。
インターネットで簡単に大量の情報が手に入る。だからこそ必要なのは取捨選択の目安だろう。写真などいらない。ここに載っていたら、価格も味も安心だと云う信頼できるメディアが欲しい。
昔、些か縁のあった”神戸イエローページ”のように数行のコメントと予算・電話番号だけで足を使った取材で作られた年刊の小冊子。だれか企画してくれないか。ミシェランに載るような高級店には行けない私の切なる願いだ。
2009年5月1日金曜日
お気に入りのBAR
堂場瞬一の”蒼の悔恨”を読了した。鳴海了シリーズではバーが登場
することはなっかったと思う。うれしいことに”蒼”では印象的な店
が紹介される。
横浜・野毛のはずれ、雑居ビルの一階のMは看板の類が一切なく、開
店は深夜12時ごろ、閉店は正確に夜明け。店主の愛読書は天文手帳
なのだ。
BGMはクラシック・ロック。75年発売のものまで。最新のアルバム
はスティリー・ダンの”プレッツェル・ロジック”
おじさんは、まちがいなく泣きますね。いやもう爺か。われわれ団塊
の世代は。店主は若いらしいが、こんな音楽が流れる店でスコッチを
飲みながら昔を懐かしんで一人、一夜を過ごしてみたい。
ミステリーを読む楽しみの一つはこんな行ってみたいバーに出会うこ
とにある。読書好きが集まって、架空のお気に入りの店談義に盛り上
がるのもまた一興だ。
することはなっかったと思う。うれしいことに”蒼”では印象的な店
が紹介される。
横浜・野毛のはずれ、雑居ビルの一階のMは看板の類が一切なく、開
店は深夜12時ごろ、閉店は正確に夜明け。店主の愛読書は天文手帳
なのだ。
BGMはクラシック・ロック。75年発売のものまで。最新のアルバム
はスティリー・ダンの”プレッツェル・ロジック”
おじさんは、まちがいなく泣きますね。いやもう爺か。われわれ団塊
の世代は。店主は若いらしいが、こんな音楽が流れる店でスコッチを
飲みながら昔を懐かしんで一人、一夜を過ごしてみたい。
ミステリーを読む楽しみの一つはこんな行ってみたいバーに出会うこ
とにある。読書好きが集まって、架空のお気に入りの店談義に盛り上
がるのもまた一興だ。
リラ亭
学生時代から通ったバー リラ亭のマスターが引退して何年になるだろう。三条河原町
下ル東入ル。席数7・8の小さな店。酒はオーシャン。とにかく安かった。混んでくる
と座席の後ろだけでなくトイレの中まで客に埋まった。ほとんど貧乏学生。デモ帰りに
ポケットの金を気にしながら飲んだものだ。極稀に懐があったかい時にだけ注文できた
サケ缶は夢見るような贅沢。腹を空かせて食べるうまさは至福だった。
思い出すのはカウンターの隅にうず高く積まれた裸のままのシングルレコードの山。リ
クエストするとマスターは山々の中から瞬時に選び出してくれたものだ。密かに人間ジ
ュークボックスと名づけていた。
学園闘争の季節が過ぎ去った頃、加藤登紀子の”時代遅れの酒場”が流行った。リラ亭
がモデルだ。思い出の店が増えるたびに酒飲みは年齢を重ねるのだろうか
下ル東入ル。席数7・8の小さな店。酒はオーシャン。とにかく安かった。混んでくる
と座席の後ろだけでなくトイレの中まで客に埋まった。ほとんど貧乏学生。デモ帰りに
ポケットの金を気にしながら飲んだものだ。極稀に懐があったかい時にだけ注文できた
サケ缶は夢見るような贅沢。腹を空かせて食べるうまさは至福だった。
思い出すのはカウンターの隅にうず高く積まれた裸のままのシングルレコードの山。リ
クエストするとマスターは山々の中から瞬時に選び出してくれたものだ。密かに人間ジ
ュークボックスと名づけていた。
学園闘争の季節が過ぎ去った頃、加藤登紀子の”時代遅れの酒場”が流行った。リラ亭
がモデルだ。思い出の店が増えるたびに酒飲みは年齢を重ねるのだろうか
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