2009年5月29日金曜日

神が忘れた土地

正月のトトムンドに続いて、隣の駒芳も店を閉めた。10年前には7軒営業
していた、この棟割長屋の店舗も残り2軒になってしまった。荒廃した
街並みを見ていると、”神に忘れられた町”という英語の慣用句が浮か
んでくる。
地上げの首謀者は、噂では原発立地の利権を求めて山口あたりに飛んで
いるという。理念も哲学もなく、ただ銭を求める者にふさわしい姿では
ないか。哲学で飯が食えるか。金に変わりはないと嘯く声が聞こえてき
そうだ。囲い込み運動の時代でもあるまいに、こんな古典的自由主義が
許されていいのだろうか。
小さな政府、規制緩和、グローバリズムといった新保守主義がリーマン
・ショックを契機に馬脚を露にしたのは歴史の皮肉だ。金融自由主義が
世界経済の危機を呼んだ今、オバマ大統領が目指すリベラリズムもまた
真価を問われている。民主的な修正資本主義が世界恐慌的な危機に有効
な経済政策を打ち出すことができるのか?
鳩山民主党首の語る”友愛社会”が公正を求める真のリベラリズムだと
するなら、オバマと同じ課題を担っている。具体的な政策をもっとわか
り易くわれわれに提示しなければならない。そうでなければ、政権交代
にどんな意味があるだろう。

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