2009年5月22日金曜日

ま・く・ら

柳家小三治の ま・く・ら 講談社文庫刊。落語のまくらを集めた一風
変わった本だ。すこぶるおもしろい。本人もあとがきで、どうせオレの
落語おもしろくねぇんだろうと照れ隠しに毒ついているがなまじの落語
本を凌駕する。10年で第33刷だから隠れたベストセラーだ。
古典落語の時代は遥か昔、いまや時代劇の舞台だ。ちょこっと小噺やっ
てさっと本題に入るなんて粋は、小さんの時代には許されても小三治に
は通用しない。そこにまくらに凝る小三治の苦労がある。例えば廓話。
若い頃に遊郭に上がったなんて男は、もうたいがいはあの世。廓話をし
たければ、まだるっこしいが”フランク永井のゴルフ”のような一話完
結的なまくらを用意する。いや古典をするのは大変だ。
ところで小沢秘書逮捕のとき新聞報道は、これはまくらだ。本丸は豪腕
小沢の東北利権と騒いで、小沢逮捕までいかなければ検察の失敗だとま
で解説していた。この落とし前はどうつけるのか?検察・報道双方は説
明責任を果たしていない。小沢辞任でほっとしてるのか!

0 件のコメント:

コメントを投稿