2009年3月25日水曜日
赤ちゃん
神戸の洋食屋を代表するのは赤ちゃんだ。どこの赤ちゃんに入っても納得できる味と価格は保証できる。震災まで知る限り5軒あったそのなりたちは意外に知られていない。戦後すぐ元町の中華街に初代の赤ちゃんがあった。物資不足の時代もあって、たいそう繁盛していたらしいが、経営者が博打の負けで夜逃げ。残された調理人が話し合って、神戸の各地にそれぞれ独立して店を開いたのが始まり。だから店ごとに味も微妙に違うし盛り付けにも違いがある。いまはない湊川の赤ちゃんの娘さんから直接聞いた話。僕はなかでも徳井の店が好きだった。ビフかつに掛けられたデミグラの絶妙な味加減。季節のカキフライはさくっとした衣とジュウシーな身のバランスが最高だった。過去形で書いているのが哀しい。新築を機に代替わりしてレストラン風のテーブル席になってから、満足感がなくなってしまった。二代目さん!乞う精進!
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