2009年3月19日木曜日

無国籍映画

小林旭主演の渡り鳥シリーズが代表の日活無国籍映画を知ってますか?
筋立ては単純明快。とある町のマーケットか商店街に再開発話が持ち上がる。反対派を強欲な資本家が雇ったやくざが襲う。可憐なヒロイン浅丘ルリ子。やくざの用心棒・ガンマン宍戸錠。巻き込まれる風来坊・小林旭。クライマックスはお決まりの決闘。ラストは夕日の荒野に消える馬上の旭。見送るルリ子。
映画は必ずラストを迎えるが現実はそうはいかない。数年前から始まった曽根崎の地上げは頓挫してしまった。具体的な開発ビジョンもない。ただ金儲けのためだけ。ミニバブルがはじけ、金融危機に追い打ちをかけられ残ったのは荒廃した町並み。明かりの消えた店舗。閉鎖されたビル。無粋な工事用フェンスに囲まれた空き地。あざとく解体途中で放置されたままの建物。途絶えた人の流れ。
ヒーローもヒロインも現れはしない。こみ上げる怒りをぶつける相手もいない。でも負けるもんか!そう心に誓って今日も店を開ける。

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