2009年3月23日月曜日
勇魚(いさな)
歴史ブームだそうだ。書店には歴史・時代小説が並ぶ。NHKの大河ドラマの視聴率も高い。若い人の間に”歴史おたく”が増えているとも聞く。外国の人々と話していて痛感するのは、日本人の多くが近・現代史の知識が少ないとゆうこと。他の国では一番重要視される部分だ。今の国の在り方を教える根幹なのだから当然だ。ところがこの国では、文部省が悪いのか日教組が悪いのかは知らないけれど敬遠されているとしか思えない。双方に都合が悪いとゆうのが実情かもしれない。このブームが、単にトリビア遊びに終わらないで、足元を見つめるきっかけになれば良いな。CWニコル著”勇魚”からはじまる大河小説4部作は幕末から第2次対戦までの時代を背景に、太地の鯨漁師とその末裔の姿をとうして日本の近代を描いた大作だ。舞台は和歌山・カナダ・スコットランド・シンガポールと広く世界を駆ける。ウェールズに生まれカナダを経て日本に来た自称”ケルト系日本人”の著者がよくぞここまで日本人を描けたものだ。時代の風も肌に感じる。未読の方は是非。文庫も講談社から。
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