”まくら”では弟子を育てる難しさに小三治の人間愛を感じたが、”私の
音楽教育論”では音楽に止まらず、子供に対するときの覚悟のさまが語ら
れる。教師の両親に育てられ、予備校中退?に至る経緯に裏づけされた教
育論は深く的確だ。成績至上主義の橋本知事に是非読んでもらいたい。
北野、京大、タレント、府知事。自己の成功体験からだけ判断する。彼は
きっと児童児童文学は読んでる暇もなっかったのだろう。大阪国際児童文
学館はその性格上目に見える成果をすぐに提示することはできない。展示
される多くの貴重な資料は世界的にもユニークだ。篤志家の善意によって
集められた資料も廃止されれば散逸して二度と日の目を見ないだろう。橋
本の施設を不要とするご都合主義には彼の権力志向のポピュリズムが見え
隠れする。霞ヶ関をぶっつぶせ!という威勢のいい掛け声にだまされては
なるまい。票になればなんでもありの姿勢には理念のかけらもない。
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